38話 言葉でしか伝わらない
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"ギュ!"
「…え」
悟浄は目の前で泣いているミサを抱き寄せると、その大きな体で彼女の小さい体をギュッと包み込んだ。
浄「…悪ぃ…ミサちゃん
俺、マジで最低だったわ。
ただミサちゃんに側にいてほしかった…。
その温もりを感じたかった…。
でも俺はミサちゃんの優しさに甘えてしまってたわ。
ミサちゃんの気持ちも考えねぇで…。
…すまねぇ。
だからもう泣かないでくれ。
もうあんな事しねーから」
「ご…じょう…さん/////」
抱きしめられた事で、さっきまでの涙はピタッと止まってしまい、ミサも小さく震える手を彼の背中に回すと、同じ様にギュッと抱きしめた。
「…分かってくれたのでしたら、もう良いです。
もう、あんな事しないでくださいね?」
浄「あぁ、もうしねぇよ。
今度はちゃんと親友を捜してやっから」
抱きしめられている間、彼の服からはいつも愛用しているタバコの香りが鼻孔をかすめ、その香りに安心感を抱いたミサはそのまま瞳を閉じて、深い眠りへと誘われてしまった。
「家族か……俺にはあっても無い様なもんだったしな」
悪かったな悲しい思いをさせてしまって。
大丈夫、きっと見つかるさ
ミサちゃんが大事に思っている限り
END
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