37話 君が異性に変わってゆく
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あぁ…そうだったのか
三「雨は……止んでなかったんだな」
「…え?」
”ギュ”
「…三蔵?」
コイツにこれ以上涙を流してほしくないと思う様になっていた。
三「お前の中の…雨が止まないなら。
俺がいつでも止めてやるよ
いつだって手を差し伸べてやる」
「……っ…でも…それじゃ迷惑に」
三「迷惑だと思うなら、俺は初めにあった時から手なんて差し伸べてなんかねーよ。
放っておこうと思えばそうする事はいくらでも出来た。
あの日金山寺を下山するときにでも名無しを置いて行く事だって出来た。
……だがそれをしなかったのは、名無しの側にいたかったからだ」
「……え」
三「いつの間にかお前が隣にいる事が当たり前になっていた……当たり前になりすぎて……
………いつの間にか好きになっていたんだ」
「…そ、…それって…ホント?/////」
三「こんなときに嘘言ってどうする」
「っ…あ…りがとう…ぅ…ぅう…ありがとう
私も…ヒクッ…私も三蔵が大好き!」
三「…フッ……やっぱり泣き虫だけは変わらねーな」
もし…
もし名無しに光を照らす事の出来る月が
俺にも出来るなら
コイツが暗闇を歩かなくていいように
俺が手を差し伸べてやるよ。
END