36話 本気の鬼ごっこで得た気持ち
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「ねぇ、何処に向かってるの?」
八「僕の秘密の場所です♪
着けばわかりますよ
嫌かもしれませんが、もうちょっとだけ我慢してくださいね」
八戒は名無しを抱いたまま、寺院の裏にある小さな山へと向かった。
とても小さいので山なので大人の足で歩くと10分ぐらいで頂上に着いた。
「…ここは」
八「僕のとっておきの場所です。
っていっても、以前悟空に教えてもらったんですけどね」
八戒は頂上に着くと、名無しをその場にそっと下ろした。
「こんな場所があった何て…私知らなかった」
名無しの視線の先には草原が広がっており、そこには季節の草花が咲き誇っていた。
ピンクや黄色の花々は時折吹く風にユラユラと揺られ、その景色を見た名無しも驚きのあまりその場に立ち尽くしていた。
八「悟空は名無しにも教えたかったみたいですが、僕が口止めしてたんですよ」
「なんで?」
八「僕の口から、名無しに此処の場所を教えたかったんです」
「…え」
八「こうやって好きな人と一緒に見たかったんですよ。
名無しなら喜んでくれるかと思って
だから悟空には申し訳なかったんですが、彼にも協力をしてもらったんです」
八戒はニコッと優しい笑みを浮かべるとその場に座り、同時に名無しの手を掴むと、そのまま自分の方へと引き寄せ、後ろから抱きしめるような形で座らせた。
「っ/////」
八「僕は、名無しが誰を好きになろうと関係ないって思ってます。
ただこうやってこの場所で一緒にいられたら良いんです。
無理矢理自分のものになっても嬉しくないですからね」
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