36話 本気の鬼ごっこで得た気持ち
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そして現在に至る。
絶対に捕まったら私の未来は無いから!!∪
と、取りあえず何処かに隠れないと!!
名無しは小さい体を利用して裏に逃げ込んだり、小さな隙間に身を低くして隠れたりして、彼等の魔の手から必死に逃げ回っていた。
「此処なら暫くは安全かな?∪」
名無しは本堂にある仏像の裏に隠れ、乱れた呼吸を整えていた。
普段はこんなに全速力で走る事は無かったので、名無しなりに体力を少しばかり消耗していた。
そんな時だった
”ギィ”という音とともに本堂の扉が開かれると、そこには少々不機嫌な三蔵の姿があり、ドキッとした名無しは「見つかりません様に!!」と願っていた。
三「……名無し……隠れてねーで出てこい」
「Σっ!!∪」(ドキィ)
三「いるんだろ?
てめーはいつも何かあるとその裏に隠れてやがる……自分では分かってないと思うが、俺にはバレバレなんだよ」
(どどどどどうしよう!!∪…………ん?)
名無しは仏像の裏の壁にひと1人が通れるぐらいの穴がある事に気付いた。
そこから床をはっていけば外に抜けられる様になっており、その穴は以前悟空が三蔵から逃げるときに作ったものだという事を彼女は思い出した。
(ごめんね三蔵!
そしてありがとう悟空!!)
三「…名無し…いい加減そこから出てきて俺のモンになれ。
誰にも渡したく……な……い………………#」
三蔵は名無しが隠れていると思っている仏像の裏を確認すると、すでに名無しは外へと脱走していた。
三「……チッ#…此処から逃げやがったか##」
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