36話 本気の鬼ごっこで得た気持ち
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三「名無し!!待ちやがれ!!」
浄「名無しちゃーん!逃げるならこの悟浄さんの胸の中に♪」
八「何言ってるんですか悟浄。
貴方に掴まった時点で名無しが妊娠しちゃうじゃないですか」
浄「するか!!」
「いやーーー!!絶対に掴まらないんだからぁああ!!」
この日の慶雲院はとても騒がしかった。
名無しは三蔵に拾われる前は近くの村で穏やかに暮らしていた。
しかし、妖怪の襲撃があってから三蔵に助けられ、今では三蔵、八戒、悟浄、悟空たちととても仲良くなっていた。
名無し自身も容姿はとても可愛らしく、人懐っこさと、明るい性格のため人見知りをする事は無かった。
皆と仲良くなるに連れて、三蔵達は名無しに好意を持つ様になり、顔を合わせる度に三人はライバルとして彼女の取り合いをしていた。
いつもの事だから、時間が経てばそのうち静かになるだろうと思い、今回も放ったらかしにしていたのだが、悟空のある一言が切っ掛けで三人の大人達の闘争心に火をつけてしまったのだ。
さかのぼる事30分前。
空「なぁ名無し」
「ん?どうしたの悟空」
空「名無しって今好きな人っているのか?」
三・浄・八「「「…っ!(ピクっ)」」」
悟空の何気ない質問に対して反応した三蔵達は耳を大きくした。
悟空と名無しは日頃からとても仲が良く、2人は端から見ると本当の姉弟のように常に一緒にいる仲だった。
なので悟空の質問に対して名無しもその答えを考えていた。
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