35話 不思議な君
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
俺が一言「嫌だ」って言ったらミサちゃんどんな顔するんだろうか?
泣きそうな顔する?
それともいつもみたいに平然とした顔で、また動物と戯れる?
「……悟浄?」
ま、そんな事思ってもいねーしな。
浄「別に嫌じゃねーよ」
「…え」
さっきまで俺の頭を撫でていた手はいつの間にか止まっており、今度は俺がミサちゃんの頭にそっと触れ撫でた。
サラサラの髪は撫でる度に俺の指の間をすり抜け、ミサ自身も少しばかり驚いていた。
浄「嫌なら初めっからミサちゃんを探してこんな所まで来ねーよ
駄目なんだよなぁ~
ミサちゃんの姿が見えねぇと自分自身余裕が無くなるっつーか、落ち着かねぇんだわ。
ほら俺ってペット想いの優しい飼い主様だからよ。
まぁ、三蔵程じゃねーが…。
でも心配だからって理由で鎖で繋ぐ事はしたくねーからよ。
いなくなったら俺が迎えにいってやっから。
ミサちゃんはミサちゃんのやりたい様に動物と戯れてりゃいいんじゃん。」
「…クスっ」
浄「っ!/////」
「そう言ってくれたのは悟浄が初めて。
ありがとう」
あぁ…俺ってば今になって気づいたかも。
何でミサちゃんを探しにいってるのか……。
何で姿が見えねぇだけでこんなに心配になるのか……。
何でこんなにもかまってしまうのか……。
俺…
ミサちゃんが
好きだったんだ。
END
あとがき→