35話 不思議な君
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浄「マジで何処いったんだ?
ミサちゃんの性格からすると……やっぱり森か?」
散歩という口実を作って、宿を出てきたは良いけど八戒の野郎何か楽しんでやがるな?#
ブツブツ文句を言いながら俺は愛用のタバコに火をつけ、少し暑くなってきたジャケットを脱ぎ、肩からかけてタンクトップ姿になった。
ミサちゃんって本当に普段何を考えてるかなんて分からねぇんだよな。
いたと思たら急にいなくなるし、いないと思って探しにいけば森の中でよく動物と戯れている。
アルプスの少女ハ●ジか?∪
あ~あれが戯れてんのはヤギか。
まぁ似た様なもんなんだけどね。
兎に角、ミサちゃんの事を一言で言えば「不思議ちゃん」って所だな。
そんな事を考えてるとやっぱりビンゴ!
ミサちゃんは案の定森の中で動物達と戯れていた
そこには大きな切株に腰をかけたミサちゃんがおり、足下や膝の上、そして肩の上にも小鳥やリス達の姿があった。
つーかあの動物達どうやって呼んでんだ?∪
「でもまぁいたんならいっか」
俺はタバコを吹かしながら彼女の方へと歩み寄ると、俺の気配に気づいたのか、先ほどまでミサちゃんの近くにいた動物達は、蜘蛛の子を散らしたように逃げていったしまった。
「あ…皆逃げたと思ったら悟浄の所為だったんだ?」
浄「俺の所為って∪
まぁ、間違っちゃいねーけどよ」
「……何か用?
三蔵でも呼んでた?」
「別に~散歩してたらたまたま通りかかっただけだ」
「悟浄って『たまたま』でこんな森の中までくるんだ?変な人」
浄「………∪」
いや、それミサちゃんに言われたくねーんだけど∪
「それにいっつも『たまたま』で私の所に来るよね?
もしかして悟浄って……不思議ちゃんとか?」
「……∪」
いやだからミサちゃんには言われたくねーよ!∪
あ~…これ絶対他の三人なら間違えなくそうツッコんでるな。
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