34話 健康ランド
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空「うぅ……ヒクッ…うぅう……三蔵…三蔵…ぅう……三蔵!!…三蔵!!…三蔵ぉ!!」
倒れている妖怪を見て悟空は金色の瞳から大粒の涙をボロボロと流すと、三蔵の名前を呼びながらそっと歩み寄った。
しかしその時だった。
三「…なんだ」
空「Σっ!!?……え…?
あれ?…三蔵?…え?」
いつもの様に眉間に皺を寄せた三蔵が大浴場の入り口に立っており、彼の姿を見た悟空は驚きの表情を浮かべていた。
浄「だから言っただろうがよ『違う』って」
八「あはは♪僕等が脅かしちゃった所為で、悟空もついつい見間違えちゃったんでしょう」
「でもこれって見間違えるレベルなの?∪」
空「あ…あは……あはは∪」
三「………ほぅ」
三蔵は足下に倒れている妖怪をジッと見ると、自分と間違われた事で若干不機嫌になると、それを悟った悟空はとっさに否定をした。
空「に、似てない!似てない!全然似てないよ!こんな妖怪と三蔵!!」
悟空は如意棒で妖怪の頭をゴンゴンと突いていると、先ほどまで気絶していた妖怪が目を覚まし再び起き上がると、三蔵が間髪いれずに銃弾を妖怪の額に撃ち込んだ。
八「いや~随分生命力の強い妖怪でしたねぇ」
浄「その辺は誰かさんと似てるよな」
八「虚弱そうでいて、意外としぶといですもんね」
「「「あははははは」」」」
妖怪の件が一件落着した所で、三人はホッとしていると杏理だけは怒りのオーラを身に纏っていた。
「……あはは…じゃ無いのよ##」
「「「「……Σっ!!」」」」
「解決したんならさっさと出て行きなさいよぉおおおおお!!!##
女湯で大の男がいつまでも居座ってんじゃねぇーー!!!」
その後、悟浄以外の男共は軽いお説教だけで済んだが、悟浄だけは一週間杏理と口を聞いてくれなかったそうな。
END
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