33話 encounter
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「いつ」「どこで」なんて関係ない
気がついたらそう思ってただけで、気がついたら独占欲を持っていた。
切っ掛け?
そんなもんすら……俺には無かったのかもしれない
しかし、そんなとき「あいつ」は現れた。
「ねぇ、……遊ぼうよ」
りんねと三蔵は声をかけられた方に視線をやると、見慣れない男の子が立っていた。
半袖に短パン、人形を右手に持ち右目は包帯で隠されていた。
その男の子はニコッと微笑むと、遊び相手を捜している様で、見た目的にはとても人懐っこう感じもしていた。
「あ、貴方もしかしてお師匠様が言ってた顔なじみのお弟子さん?」
「うん、そうだよ宜しくね」
「宜しく♪」
「ねぇ、僕と遊ぼうよ」
「私は構わな「ダメだ!」
「…え?…江流?」
江「あ…お、お師匠様から掃除を頼まれているだろう!
終わるまではダメだ!」
江流はその男の子とりんねを離す様に、彼女を自分の後ろに隠すと、男の子は再びニコッと笑って三蔵に話しかけた。
「じゃあ君も一緒に遊ぼうよ」
江「っ!!やめっ…やだよ、放せ!!」
男の子は江流の腕をグイッと引っ張ると、江流も抵抗する様に腕を引いた。
するとその男の子が持っていた人形が地面にボトリと落ちた。
江「あ…悪い…」
「あはは♪こらこら、女の子にしつこくすると嫌われちゃうよ?」
突然聞こえた声に、聞き覚えが無いと思ったりんねと江流が後ろを振り向くと、そこには黒髪で見慣れない三蔵法師の男が立っていた。
男の子はその三蔵法師の姿をみると、笑顔で一目散に駆け寄り江流に「べー」っ舌を出した。
.