30話 全ては君の為に
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次の日、そしてまた次の日…
私は図書館にはいかなかった。
…いや、行く気になれなかったという方が正しいかもしれない。
行けば悟浄が来ちゃうから…
「…私は…一人が好きなのに」
外を見ると、久しぶりに雨が降っていた。
小雨程度なら、いつもは気にせず図書館に向かうのだが、かなりの土砂降りだった為、外に出る事すらダルいと思ってしまう。
あぁ…
雨は嫌いだ……
雨は嫌な事を思い出してしまう…
思い出さないようにしてても……
雨がそれを許さない
【あんた一人がいなくなっても誰も淋しいだなんて思わないのよ!!】
【あんたは失敗作!!…なんで生まれてきたのよ!!】
【お前なんか…お前なんか!!生きてる価値なんてないのよ!!】
母親の言葉が脳裏をこだまする…
枯れたはずの涙は
まるで、
今降っている雨のように
大粒の球となって、私の頬を伝っていった。
「今夜は良い夢なんて見れないかも」
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