29話 私の繋がり
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妖「ひゃはは!!
はずはテメェを殺して、その後三蔵一行もあの世へ送ってやるよ!!」
妖怪達は勢いよく飛び出してくると、彼等の手に握られていたナイフがミサにめがけて大きく振り上げられた。
ミサはその場に立ち尽くすと、そっと瞳を閉じた。
お姉ちゃん……ごめんなさい
三蔵、悟空、悟浄、八戒……
「…今まで…ありがとう」
”ザシュ!!”
”ガウンっ!!”
”バキィ!”
”ドォオン!!”
妖「「「ぐぁあああ!!」」」
「……っ…え…」
いきなり襲ってきたかと思えば、先ほどの妖怪達は一瞬にしてその場に倒れ込んできた。
まさかと思い自分の背後を振り向くと、そこには見慣れた顔の4人が武器を手に立っていた。
八「迎えにきましたよ」
空「ミサ!大丈夫か!?」
浄「なぁにやってんだよ!ミサらしくねぇ」
三「戦い方でも忘れたか?」
「み…皆…どうして」
空「迎えにくるのは当然じゃん!
すっげー心配したんだぜ!」
八「特に悟浄がって言った方が正解かもしれませんね」
浄「余計な事言ってんじゃねーよ八戒!」
三「一人でみっともない姿で狼狽えていたのは事実じゃねーか」
彼等が来た事により先ほどまでいた妖怪達はものの数分で、何も言わないただの肉の塊となって地面に転がり落ちていた。
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