29話 私の繋がり
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目的の町に着いた三蔵一行は泊まる宿を見つけると、それぞれが部屋でおもいおもいの時間を過ごしていた。
旅の疲れもあった為ベッドに倒れ込むと、ミサは一気に睡魔に襲われ意識が遠のいていった。
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”……ミサ”
(……ん……誰?)
”ねぇミサ、私好きな人が出来たんだ”
(好きな人?)
”その人、妖怪なんだけど……
でもね、とっても優しくて笑顔が素敵なの
私ね、将来は妖怪と人間が一緒に暮らせたらいいなって思ってるの”
(妖怪と人間が…?)
”私達が、その第一歩になったらこれからの未来も素敵じゃないかしら?”
(…違う……駄目だよ!……だってその妖怪を好きになったせいでお姉ちゃんは!!)
”ククク…馬鹿な女だ
妖怪と人間はこれからも交わる事は無い!
希望すらも無い!!”
”ミサ!!逃げなさい!!”
(お姉ちゃん!!)
”私は大丈夫だから……
だから泣かないでね”
(お姉ちゃん!!
……いや…いやぁぁああああ!!!)
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「お姉ちゃん!!」
”ガバッ!”
「…はぁっ…はぁっ……ゆ…夢か」
夢にうなされていたミサは勢い良くベッドから飛び起きると全身にびっしょり汗をかき、呼吸も少々荒くなっていた。
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