28話 指定場所
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三蔵は取り上げた本を隣にあった机に置き、名無しの事をギュッと抱きしめた。
突然の事に驚いた名無しは目をパチパチとさせ、どうしたらいいか分からず、とりあえずされるがままになっていた。
「え~~っと/////…三蔵?」
三「……俺の側にいろ」
「……え?」
三「毎日毎日あいつらの所ばかり行きやがって……俺がどんな気持ちで毎日お前を迎えに行ってるか、ちったぁ気づきやがれ」
「………ごめん」
三「名無しがいねぇと…何かがぽっかり空いてしまったような感覚に襲われる。
帰ってくると分かってても……
それまでの時間が永遠のように感じる……」
普段三蔵がそんな風に思っていてくれた事に驚いてた名無しっだたが、それと同時に嬉しくなった。
三「お前の隣に居ていいのは俺だけだ……
簡単に誰かを受け入れんじゃねぇよ」
耳元から聞こえてくる三蔵の声がとても心地よく、暖かく、日頃吸っている煙草の香りが鼻をかすめていった。
「うん、わかった
もう、三蔵を不安にさせないから
いつも貴方の隣にいるよ」
ねぇ、しってる?
私が毎日八戒達の元へ行くのは
少しでも私の事を
貴方に気にかけてほしかったから
でも、これからは
もう、しなくてよくなったかも
END