27話 放っておけない君
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ねぇ、僕との約束覚えてる?
昔からの約束…………それは
「 」
だから僕は君をどんな時でも守ってあげるから。
どんな時でも…迎えにいくから。
***********
「ねぇカミサマ?」
「ん?どうかした?」
「えっと…あまり引っ付かれると本が読みにくいんだけど//////」
「そんなこと無いよvそれに僕は名無しから片時も離れたくないんだよ」
僕は読書をしている名無しの背後からギュッと体を包むように抱きしめた。
何時も触れている体は細く僕の体にスッポリと収まってしまうほどで、髪に顔を埋めると名無しの香りが漂ってきた。
そんな時間が僕は一番のお気に入り。
「…ねぇ」
「ん?なぁに?」
「僕名無しのこと大好きだよ」
「……クスっ…そんな事知ってるよ」
「言葉じゃ言い表せられないぐらい愛してる」
「私もよ。カミサマと同じぐらい愛してる」
これを聞くと僕の心は満たされる。
形で見えなくても、触れる事すらできなくても、周りがどんなに薄っぺらいと言っても、僕は彼女からの「愛してる」という言葉だけで離れる事ができなくなてしまう。
「カミサマてすご―――く甘えん坊だね」
「そうかなぁ?もしそうだとしたら、それは名無しだからだよ」
「え?」
「名無しだからこうやってギュッとしたいし、名無しだからずっと触れていたいんだ。それに名無しっていっつも危なっかしいもん」
「え~~(苦笑)それってどういう意味よ」
「そのままの意味だよ。」
僕はチュッとリップノイズをだし名無しの頬に軽く唇を落とすと、彼女はくすぐったそうにしていた。
「私ってそんなに危なっかしいのかなぁ?…キャッ!」
“トサッ”
「ほら、危なっかしいでしょ?」
「~~っ///////あ、ありがとう/////」
僕は倒れ込んでくる名無しを片手で直ぐさま受け止めた。
何も無い所でつまずくなんて、言った側から本当に危なっかしいなぁ。
でもそういうところも愛おしくてたまらない。
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