25話 賞味期限には気をつけろ!!
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「あ~~~~つ~~~~い~~~ι
マジで暑い!もうだめ!」
8月真っ盛り、昼時となれば太陽は空高く天に昇りジリジリと肌を突き刺すような日差しが大地に降り注いでいた。
そんな中、部屋で暑さに負けグッタリと項垂れていた名無しは扇風機を前にしてタオルで汗をふき取っていると、同じく汗をかいた悟浄がジャケットを脱いで彼女の隣にドカッと座った。
浄「ったくιマジで暑ぃよなιι
何でこの部屋にはクーラーがねぇんだよ!?」
「って言いながらひっつくなぁ~~ι
マジで暑苦しいよ!!」
浄「え~~悟浄さん溶けて名無しちゃんの一部になりたぁい」
「は~~ιそんなに暑いなら冷蔵庫の中にフルーツポンチ作っておいたから食べたら?」
浄「え?俺の為に作ってくれたの?」
「いや、それはない!
ただフルーツが余ってたから作っただけv」
そう言って冷蔵庫を指さしながら話してると、悟浄は名無しから離れ言われた通り冷蔵庫をあけると、その中には綺麗なガラスボールに入った色とりどりのフルーツがキンキンに冷やされていた。
浄「へ~~結構美味しそうじゃん♪
じゃあ遠慮なくもらうぜv」
悟浄はボールに入ったフルーツを一口食べると、口の中には程よく甘いシロップと様々なフルーツの味が広がり、一時の厚さを忘れていた。
「どう?悟浄。美味しい?」
「ん♪結構おいしいよv
これならいくらでも食べれるな…
でもちょっとこれ酸っぱい感じもするけど?
レモンでも入ってんのか?」
「ううん。入れてないよ…でも良かったv
缶詰を見たら賞味期限が10年も過ぎていたから、正直やばいかなぁって思ってたんだよねぇ
でも悟浄が食べたぐらいだから割と大丈夫だったのかもv」
「―――――…え?ι」
名無しはゴミ箱に捨ててあった缶を広い悟浄に缶詰の底に記載されてあった賞味期限を見せると確かに10年以上も立っており、先ほどまで余裕で口に運んでいた手はピタリと止まると、逆に体中からは大量の冷や汗が噴出してきた。
そして賞味期限が切れていると分かった次の瞬間……
゛グギュルゥ!”
浄「Σぐはぁあ!」
「なっ!何!?
まるでこの近くでハッポウスチロールをゆっくり擦り合わせたような音わ!?」
浄「や…やべぇ…ιι
…急に…は、腹が!」
悟浄のお腹は急に痛み出し腹を押えてトイレに猛ダッシュしていった。
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