23話 俺のテクで!
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「……んっ…」
今日泊まることとなった宿の部屋で三蔵一行の紅一点の名無しは昼寝をしていた。
しかし暫く時間がたったとき、目を覚ますとそこには誰もおらず、周りを見回しても気配すら感じられなかった。
「あれ?
……みんな…何処に行ったんだろ?」
寝起きの目を擦りながら身体を起こして大きく背伸びをすると、隣の部屋から捜していた四人の声が壁の向こうから聞こえてきた。
「隣の部屋にいたんだ♪」
名無しは部屋を出て皆が居る部屋に向かった。
「やっほー!♪皆で何やってるのぉ?………∑っ!!//////」
「「「「…あι」」」」
名無しは勢い良く扉を開けて中に入ると三蔵達が見ていたモノに、名無しも一瞬にしてフリーズしてしまった。
『あっ…あぁん/////…やめッ』
『ハァッ…っ、ふぁ、んぁあ!//////』
『もっとぉ/////…んぁ!…そこはダメェ!//////』
三蔵達が見ていたものは見るからにアダルトビデオであり、しかも真っ最中のシーンだった。
「きゃぁあああ!!!///////」
浄「あ、…名無しちゃんこれは」
『あぁあん/////…ひゃぁ!、あぁあん!』
三「ばっ!早く消しやがれ!!」
三蔵は近くにあったリモコンでテレビを消した。
名無しは顔を真っ赤にしながら顔を伏せ、他の四人はバツが悪そうにしていた。
浄(やべ~~ι)
三(…チッιよりによって名無しに見られるとわ)
八(あははιどう言い訳しましょうかι)
空(名無しに見られた)
冷めた空気が五人を包み込むと、今まで顔を伏せていた名無しが顔を上げて口を開いた。
「まぁ、男なんだから別に良いと思うわよ?
でも、それは私の居ないときに見て!
それから暫くは半径2メートル以内に私に近づかないでね?
エロ一行」
((((∑ガ――ン))))
大好きな名無しから精神的にキツイ事を言われた三蔵一行は皆して落ち込んだ。
空「はぁ~
どうすんだよι
ゼッテー名無しに嫌われたι」
八「あははιまぁ、予想外の出来事でしたね」
浄「はぁ~~ι
俺の名無しちゃんに嫌われたι」
三「何を寝言言ってやがる。
名無しは俺の女だ」
八「おや?三蔵こそ何を言ってるんです?
名無しは僕の彼女になるんですから」
空「あぁ!!皆ずりぃ!
俺だって名無しが好きなんだからなァ!!」
浄「へ~~皆同じ想いって訳ね?
…ならこうしようぜ?
自分たちのテクで名無しちゃんをその気にさせた方の勝ち。期限は今日の12時までな!」
悟浄のバカらしい提案に、誰も乗ったりはしないだろうと思っていたが……
「「「かまわん(ないぜ)(いません)」」」
全員があっさりと乗ってしまった。
こうして彼らの名無し争奪戦が幕を開けた。
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