22話 好きだと言わせたい!
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゛コンコン”
空「名無し入ってもいいか?」
「悟空?いいよ♪」
悟空は彼女の部屋に入ると、ニコニコしながら名無しが座っていたソファの隣に腰を落とした。
お風呂上りだった所為か、名無しからは仄かに石鹸の香りがし、頬も薄っすらと赤みを帯びていた。
「どうかしたの?
…あ…――昼間の三蔵の件は聞かなかったことにι」
空「いや、その話はもう忘れていいからι
…それよりさ、名無しってぬいぐるみ好き?」
「うん♪大好きだよvv」
空「じゃあオムライス好き?」
「もっちろん大好きだよvv」
空「お花好き?」
「あったりまえじゃん!
♪大好きに決まってる!vv」
空「ケーキ好き?」
「ものすごく好きvvv」
空「じゃあ……俺のことは?」
「だーーい好きvvv」
空「∑っ!!//////」
悟空の作戦通り、誘導尋問作戦は見事にうまくいった。
名無しはそのことに気付いてはおらず、激しく喜ぶ悟空を見て頭に?マークを浮かべていた。
やった――!!!
俺、マジ頑張ったよ!!
やっと名無しの口から好きだと言わせることができたぁぁ!!
悟空はこれ以上ないぐらいの喜びを露にしていたが、部屋の影から、八戒は苦笑していた。
八「あははι
こんないい加減な作戦で本当に良かったんでしょうかねぇι
ま、それで悟空が満足しているのでしたらいいんですけど」
こうしてお騒がせな悟空の波乱万丈な一日は幕を閉じた。
その夜、悟空と名無しが仲良く寄り添って寝ていたかどうかは月だけが二人を見ていた。
END