第20話 助けた人は…
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「こんな町中で虚なんて」
鏡花は持っていた義魂丸を取り出し死神化すると、自分の義骸に彼等を守るよう指示を出した。
平「まさか虚が来るのか!?」
「えぇ…座軸、北西1580地点!
正に此処よ!」
鏡花は斬魂刀を鞘から引き抜き虚の出現に備えて辺りを警戒していると、空に大きな亀裂が入り一体の虚が出現してきた。
『ヴォォォオオオオオオオ!!!!』
「Σっ!!…巨大虚(ヒュージ・ホロウ)!?」
永「何だアイツ!
今までの奴よりかなりデケェぞ!」
まさかあんな大型も此処へ出てくるなんて…!
この町には大小関係なく比較的霊圧を持っている住人が多く、巨大虚を見た人達は次々に驚きの声を上げていた。
「お、おい何だありゃ!?」
「空から何か変な化け物が出てきたぞ!!」
「え?なになに?
空に何がいるってんだい?」
「お前あれが見えねぇのか!?」
「妖怪か!?それとも物の怪の類いなのか!?」
「殺されるぞ!!
皆逃げろ!!」
このまま町がパニックになったら虚の良い的になってしまう…。
奴が攻撃を仕掛けて来る前にさっさと片付けてしまわないと!
「此処は私が食い止めるから左之さん達は周りの住人達を避難させて!」
原「ちょっと待てよ!
あの化け物相手に鏡花一人で戦うつもりか!?」
平「いくら鏡花でも一人じゃ「私一人じゃ此処にいる皆を守りながら戦うなんて無理よ
だから左之さん達の力を借りたいの
お願い…此処にいる皆は新選組が守って」
原「っ…分かったよ!
その代わり絶対に怪我するなよ!?」
「クスっ…勿論!」
鏡花はニコッと笑みを浮かべ彼等を安心させ、そのまま瞬歩でその場から姿を消すと、彼等は鏡花から言われた通り町の人達を遠く離れた所まで避難させはじめた。
.