第19話 ライバル増加中
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土「俺は鏡花に…
…惚れている…」
「…っ」
土方からの突然の告白に鏡花は何も言葉が出ず、ただ驚く事しかできないでいた。
ーーえ…何?
土方さんは…今…何て言ったの?
「え…っと…惚れている…って
土方さんが…私を?」
土「他にも鏡花って女がいるのか?
……俺は今目の前にいる鏡花に言ってるんだ」
「嘘とか冗談じゃなく?」
土「俺は冗談でこんな事を言うほど余裕はねぇ」
「で、でも…何で急に…」
土「急じゃねぇよ…俺はこの数日鏡花を見て分かったんだ…。
目が離せねぇほど鏡花に魅了されている事に…。
自分でも余裕がねぇ事に…。
心底鏡花に惚れている…
鏡花は俺の事嫌いか?」
土方は真剣で尚かつ優しい眼差しで鏡花の事を見つめると、彼の真剣な姿に小さく深呼吸をした後口を開いた。
「…土方さん…その気持ちとても嬉しいです
違う世界から来た私を…死神である私を好きになってくれてありがとうございます。
ーーでも…私はその気持ちに応えられません」
土「どうしてだ?」
「いずれ私は尸魂界に戻らなければいけない身…。
ずっとこの世界にはいられないから…」
土「…っ」
「それに私…此処にいる皆が大好きなの!
近藤さんも山南さんも左之さんも平助も斎藤さんも総司君も新八さんも千鶴ちゃんも
ーーそして土方さんも
私欲張りだから一人を選ぶだなんてできないの
ーーそれが理由かな」
土「何だそりゃ∪
ーーだが見込みがねぇってワケじゃないんだろ?」
「…え?」
土「気持ちには応えられないとは確かに言ったが、俺の事を嫌いとは言ってねぇ
寧ろ俺を含めた此処にいる全員が好きってことだ」
「やっ…確かにそうだけど」
土「だったら何としてでも俺だけのモノにしてみせる
いずれ自分の世界に帰ってしまうなら、それまでに惚れさせてしまえば帰らなくて済む事じゃねぇか」
先ほどまで真剣で優しい表情と打って変わって今度は不適な笑みを浮かべ、何処か自信に満ちあふれている土方の姿を見て鏡花は冷や汗を流していた。
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