第17話 芸妓
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「土方さんいる?」
土「朽木か…入れ」
中から声が聞こえてきたので鏡花は部屋に入ると、部屋の奥では土方が窓辺に腰をかけこちらに視線を向けていた。
土「千鶴はどうした?」
「千鶴ちゃんは下だよ
左之さん達に今回の件を報告しに行っているわ」
土「そうか…。
それで、奴等から何か情報を聞き出せたのか?」
「えぇ、あいつら頭悪いみたい。
酔わせてちょっと煽てればバカみたいにベラベラと喋ってくれたわよ
まず、今回過激派浪士達が屯所を狙っている情報は確実
全員が寝静まった真夜中を狙って来るみたい」
土「真夜中…かぁ
常に交代で見張りはつけているが日中に比べたら人手は足りねぇな」
「だったら今のうちに増員していた方が良いかもしれない
奴等は二日後を予定としていたから
それと奴等にはやっぱり主謀者がいたわ」
土「なんだと!
一体誰なんだ!?」
「薩摩って言ってた
…その中でもいけ好かない人が三人いるらしくて、その三人の内の一人が主謀者らしいわ」
土「いけ好かねぇ三人だぁ?
……ん〜…それぐらいじゃ誰だかわかんねぇな∪」
「その人も詳しくは知らなくて、姿すらも見た事がないって言ってたわ
ーーあ、でも噂ぐらいは聞いてたみたい」
土「どんな噂だ?」
「えっと…上から目線で、人を嘲笑うかの様な喋り方らしくて、金糸で赤い目とも言ってたかな
…土方さん分かる?」
鏡花から聞いた内容の特徴から土方は思い当たる人物がいないか考えてみた。
いけ好かねぇ三人…
上から目線で人を嘲笑うかの様な話し方…
金糸で…赤い目……
土「…いや…まさかな」
「ん?どうかした?」
土「あぁ、いや…思い当たる奴がいねぇとは言わねぇが…
ちゃんとした確証がねぇ」
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