第17話 芸妓
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「姿は見た事ありますの?」
「俺らは見た事ねぇが、聞いた話しではすげぇ上から目線で、人を嘲笑うかの様な喋り方らしいな」
「他には金糸で赤い目をしているとも言ってたな」
…金糸で赤い目…そして上から目線…かぁ
聞いた感じあまりいい印象はないかも∪
見た目は違うけど今のところ連想して思い出すのは捏隊長だな∪
でもまぁ、此処まで情報を得る事ができたなら、土方さんにある程度の報告はできるでしょう!
「まぁ、薩摩にどんな人がいようと、お侍さん達には及びませんわ
ーーあら、お酒がもう全て切れてしまいましたわね
追加を持って参りますのでお待ちくだしませ」
「酒なんか他の芸妓達に持ってこさせりゃいいじゃないか」
「フフっ、少しの間離れるだけですわv
その間、もっと美しい芸妓さん達がお侍さん達のお相手をさせて頂きますので
ーーお鶴ちゃん、手伝ってくださる?」
鏡花は空になった徳利を真向かいにいた千鶴に見せた。
えっと…お鶴って私の事だよね?∪
千「は、はい!」
千鶴は席を立ち、鏡花同様に空になった徳利をお盆に乗せ部屋を出て行くと、廊下で待機していた他の芸妓達が鏡花達と後退で室内へと入っていった。
彼女達が居た室内からは再び賑やかな声が聞こえてくると、鏡花は土方の霊圧を探し、彼がいるであろう場所へと向かった。
「…千鶴ちゃん、後は私が土方さんに報告をしておくから、貴方は左之さん達にこの事を話してきてもらっても良いかな?」
千「分かりました!」
「また後で落ち合いましょう」
千「はい」
ーーさて…土方さんは確かこの上の階にいたはずだよね
廊下をある程度進んだところで二人は二手に分かれると、鏡花は周りに誰もいない事を確認して、瞬歩でその場から移動した。
.