第17話 芸妓
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土「…ぁ…い、いや…別に何でもねぇ/////
それよりも朽木に千鶴、今回の件くれぐれも密偵だという事を気づかれんじゃねぇぞ?」
千「はい!」
「勿論分かってるよ
今回の目的は浪士達から屯所襲撃の細かな情報を聞き出すことだからね
可愛い千鶴ちゃんを危険に晒すようなことはしないよ
ーーそれで土方さん達は何処で待機してるの?」
土「俺はひとまず此処を離れて奴等のいる上の部屋にいる
此処にいて浪士達に俺達の存在が分かっまったら意味ねぇからな
その代わり斎藤と原田と総司は万が一鏡花達に危険が迫った場合の助っ人として近くの部屋で待機してもらう」
「分かったわ
こっちもなるべく情報を集めてくるから」
そういって鏡花と千鶴は君菊に過激派浪士達の密会が行われている部屋の場所を聞くと、「行ってくるよ」と言い残しその場を後にした。
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「はははは!
今夜は一段と綺麗な芸妓じゃねぇか」
「ありがとうございます
そんなに褒めても私ができるのはお酌ぐらいですよ」
座敷へと潜入する事ができた鏡花と千鶴は数人いる浪士達に愛想を振り撒きながらお猪口にお酒を注いでいた。
可愛い千鶴と美しい鏡花の二人が座敷にいる事で、浪士達は厭らしい視線でジロジロと舐めるように見ていたが、それに気づいていた鏡花は内心怒りを抑えながら相手をしていた。
ぅう…#
我慢…此処は我慢しなきゃ#
つーかさっきから肩に回しているその手…
できる事なら斬魂刀で切り落としたいぐらいよ##
それに千鶴ちゃんにまであんな汚い手で触るなんて##
鏡花は怒りで霊圧を徐々に上げていくと、浪士達はその場の空気に違和感を感じた。
「ん…?∪
お、おい…なんかこの部屋…く…空気が重い感じがしねぇか?∪」
「っ…あ…あぁ…息苦しいというか…思いというか∪」
「ハァッ…酒でも飲み過ぎたのか?∪」
「酒は程々にしておけ
俺達は今回遊びに来ているわけじゃねぇんだ」
この場の空気に違和感を感じていると一人の浪士が今回の目的の件の話しをし始めたので、鏡花と千鶴は彼等のお酌をしながら聞き耳を立てていた。
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