第17話 芸妓
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1時間後、先ほどの部屋に君菊が姿を現すと彼女達が戻ってくるまでの間、出されたお茶を飲んで待っていた土方は「できたのか?」と尋ねた。
千「お待たせしました」
襖の奥から声が聞こえてくると、そこにはいつもみたいに袴姿で男っぽい格好ではなく、綺麗に化粧をして美しい着物に身を包んだ千鶴の姿があった。
千鶴は以前にも芸妓の格好をした事があったが、それでもなかなか女性らしい姿を見る機会がなかったため、その場にいた土方達は彼女を見て一瞬言葉を失っていた。
原「…やっぱ変わるもんだな
普段男の格好をしているのが勿体ないぐらいだぜ」
千「ありがとうございます原田さん
でも私なんかより鏡花さんを見たらもっと驚かれると思いますよ♪」
君「確かにあのお嬢はんは見違えるほど変わりはったわぁ
皆さん鏡花はんを見はったら越し抜かしますえ」
君菊は「鏡花はんお入りやす」と言って先ほど千鶴が入ってきた襖の奥に向かって声をかけると、ゆっくりと人影が見えてきた。
「君菊さん…この姿は無理あるんじゃ…∪/////」
原「……っ」
沖「……っ」
斎「……っ」
土「……っ」
奥の部屋から出てきた鏡花はいつもの着物姿や、死覇装の時と違って芸妓風の化粧に、髪も普段腰まである長い髪は君菊のようにアップしており、動く度に頭に刺さっている簪がユラユラと揺れていた。
そして普段着ている物以上に色鮮やかな着物を身に纏い、いつもより増して色気を醸し出していた。
そんな鏡花の姿を見て土方、原田、沖田、斎藤の4人は言葉を失い彼女の美しさに魅了されていると、少し困った表情を浮かべた鏡花が声をかけてきた。
「あはは∪
やっぱり変だよね?
私こういうの着た事ないから違和感があって」
原「ぜ…全然変じゃねぇよ/////
寧ろ似合いすぎだ/////
なぁ、斎藤!」
斎「っ…ぁ…あぁ/////
勿論だ//////」
沖「鏡花ちゃんって本当に何でも着こなしちゃうよね?
芸妓というよりは…まるでお姫様って感じかな」
土「………」
土方は鏡花に視線が外せず未だ言葉を失っていると、近くに居た千鶴が「土方さんどうかしました?」と声をかけてきた。
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