第16話 潜入調査
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永「鏡花を連れてきたぜ」
近「おぉ!朽木君!
急な御呼び立てすまない」
新八に案内され広間にやってくると、そこには土方達と千鶴が既に集まっていた。
「いえ、それはかまいませんが…。
ところで私に話しとは?」
新八の隣に腰を下ろし上座にいる近藤、土方、山南達に今回呼び出された理由を聞くと土方が口を開いた。
土「以前鏡花に過激派浪士の密偵報告書を見せたのは覚えているな?」
「えぇ、勿論覚えているわよ」
土「近藤さん達と話しをしたんだが、ここで奴等を迎え撃つ前に再度密偵を継続させる事にした。
此処で奴等を迎え撃つには情報が不十分すぎる…。
鏡花の言う通り別に首謀者がいるかどうかもわからねぇしな」
原「おいちょっと待ってくれよ!
さっきから話しがよく分かんねぇんだが」
土方と鏡花の間でやり取りされている話しの内容が理解できていない彼等だったので、原田が二人の間をわって口を挟むと土方は説明をしだした。
土「前から山崎にある密偵を頼んでいたんだ」
永「ある密偵?」
土「あぁ、新選組の屯所が過激派浪士達に狙われていてな。
近々此処へ間者として数名が送り込まれてくるらしい
そして浪士達とは別に首謀者もいるかもしれねぇと思ってる。」
平「はぁ!?何だよそれ!
ここ狙われてんのか!?
だったらさっさとその過激派浪士達を斬っちまった方がいいんじゃねぇのか!?」
「それじゃ意味ないからよ」
斎「それはどういうことだ?」
「報告書の内容から、近々ここへ間者として送り込まれてくるのは目に見えている。
それと、これは私の推測にしかすぎないが首謀者が他にいるかもしれないと思ってる。
それに闇雲に斬ってもそれは何の解決策にもならない…。
寧ろこちら側の犠牲者を多く出すだけ。
近藤さん達が密偵を継続させると言うのなら、確実な事が分かるまで密偵を続けたほうが良いと思うしね」
近「いや、それでも俺は今回の件が朽木君の推測であっても、それが全て間違いだとは思ってないぞ」
山「確かにそうですね
朽木君の言う通り、此処へ近々送り込まれてくるであろう間者の事も山崎君からの報告にもありましたからね
警戒はしておくべきです。」
近「だが山崎君が言うには間者の詳しい情報を得られてないそうなんだが、今夜奴等が島原で密会があるという情報だけは入ってきた。」
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