第15話 ネコ騒動
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沖田との手合わせも終わり、鏡花は小性とのしての仕事があったため、義骸に戻った後彼女はお茶を持って斎藤の部屋へと向かった。
「斎藤さんいる?」
斎「その声は朽木か
ーー入ってこい」
鏡花は失礼するよと一言断り部屋の中へ入ると、そこには机に向かって筆を走らせている斎藤の姿があった。
「よかったらお茶でもどうぞ」
斎「わざわざすまない」
机の邪魔にならないところにお茶を置き鏡花は彼の斜め後ろに座ると、先ほどまで書き物をしていた斎藤の手が止まり彼女の方へと振り向いた。
「何か私に頼みたい事は……って斎藤さんはけっこう真面目そうだから大丈夫だったりする?」
斎「そうだな……副長に提示する書類や報告書は全て終わっているし……特に急を要する事はないのだが…」
「さすが斎藤さん
総司君や左之さんとは違うね」
斎「俺は副長に迷惑を掛けないようにしているからな
ーーあ…でもそう言えば一つだけ困っている事がある」
斎藤は少し眉間に皺を寄せ何やら難しい表情を浮かべた。
「困っている事?
私に出来る事なら強力はするけど」
斎「あぁ……いや…だが…いくら朽木でもあれを捕まえる事は…」
「捕まえる?…捕まえるって何を…」
”ガシャァアン!”
そのとき部屋の外で何かが割れる様な音が聞こえてくると、斎藤は「また現れたか!」といって部屋を急いで出て行った。
「えっ!?ちょっと斎藤さん!?」
いきなり部屋を出て行ってしまった彼の後を追うようにして鏡花も部屋を出ると、中庭の方では原田、新八、平助、土方、沖田、千鶴達の姿があり、その中でも土方は額に青筋を浮かべ木に向かって何やら怒っていた。
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