第14話 力の差
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沖「ん?鏡花ちゃんどうかした?」
「…え?…ぁ…いや何でも無いわ
それよりも手合わせをするんでしょ?
此処を片付けたら直ぐに行くから先に道場で待っててくれるかな?」
沖「分かった
待ってるから早く来てね」
沖田は台所からいなくなり、鏡花も彼が出て行った扉を見つめヤレヤレといった表情で苦笑いをしていると、千鶴が心配そうな声で話しかけてきた。
千「あの…鏡花さん」
「ん?なに?千鶴ちゃん」
千「昨日もそうでしたが…鏡花さん時々ボーッとしている事がありますが大丈夫ですか?」
「ははっ…ゴメンね心配させてしまって
ちょっと昔の事を思い出しちゃってね」
千「昔…ですか?」
「顔は全然違うんだけどね…総司君にちょっと似た死神がいたの
彼といると時々当時の事を思い出しちゃってね」
千「沖田さんに似た…?
その人は鏡花さんにとってどんな方なんですか?」
「…そうね…当時は”大切な仲間だった”って言った方が正しいのかな」
千「…え?…それってどういう「さぁて、片付けも終わったし、私は一足先に道場に行ってるわね
早くしないと総司がまた拗ねちゃいそうだし。」
千鶴が何かを言おうとしたが、それを遮るように鏡花は懐に持っていた義魂丸を口にして死神化すると、義骸には部屋に戻っておくように指示を出しその脚で道場へと向かった。
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【その人は鏡花さんにとってどんな方なんですか?】
ーーどんな人だったんだろう…。
死神としての時はセクハラはしてくるし…からかってくるし…。
時には子供っぽくて…仕事をサボるし…我が侭で…。
【鏡花ちゃん…ごめんな】
ーーなのに…急に素直になるし…。
何を考えているのかサッパリ分からなかった。
でも…同じ死神として嫌いじゃ無かったんだと思う…。
鏡花は隊長羽織をなびかせ道場に向かっていると後ろから元気のいい声が聞こえてきた。
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