第13話 兄と似ている貴方
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原「鏡花いるか?」
「…その声は左之さん?」
永「俺もいるぜ♪」
その日の夜、鏡花は部屋で寛いでいると、廊下から彼女を呼ぶ声が聞こえてきたので、障子を開けるとそこには原田と新八の姿があった。
「二人ともどうかしたの?」
原「あぁ、土方さんが話しがあるらしくてな
鏡花を呼んできてほしいって言われたんだ」
「土方さんが?
話しがあるなら二人に頼まないで本人が直接来ればいいのに
ゴメンね
私の為にわざわざ呼びにきてもらって」
原「いや気にすんなよ」
永「鏡花ちゃんは本当に優しいなぁ〜
土方さんとは偉い違いだぜ!」
「クスっ…それ土方さんが聞いたら怒るわよ
さて、二人とはもっと話しをしたかったけど呼ばれているのなら早く行かないとね
土方さん凄く短気そうだし」
原「短気そうじゃなくて実際短気なんだけどな」
これ以上待たせてはいけないと思い原田と新八は土方の部屋に案内すると、鏡花は彼等の後ろを着いて歩いた。
永「土方さん鏡花を連れてきたぜ」
土「あぁ、入れ」
室内から声が聞こえてきたので三人は土方の部屋に入ると、いつものように部屋の隅で書き物をしている土方の姿があり、鏡花の方にチラッと視線を向けると動かしていた筆を止めて彼等の方に向き合った。
「失礼するよ
ーーこの時間でも土方さんはお仕事なの?」
土「あぁ、やる事が多くてな」
「頑張り屋と言うべきか…それとも要領が悪いと言うべきか…。」
土「あぁ?」
「仕事を頑張る事は別に悪い事じゃないよ
土方さんにはやらないといけない事が沢山ある筈だからね
隊長の私でもそれは十分わかるわ
…でも休むときはちゃんと休まないと目の下に酷いクマが出来ているわよ
貴方は大丈夫だと思っても、周りの人はそんな風に思っていないからね」
土「んなこたぁ朽木に言われなくても分かってる」
「分かっているなら心配を掛けないこと。
副長なら周りに気を使わせないようにしないとね」
鏡花は土方を見てクスッと笑みを浮かべると、原田と新八も「そうだぜ」といって呆れた顔で笑っていた。
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