第2話 その正体
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原「これで10人目か…」
平「それにしてもここ最近奇妙な死体ばかりだよなぁ」
文久4年(1864年)ある日の夜、この日も町中で一人の変死体が見つかったとの事で新選組副長土方歳三、一番組組長沖田総司、二番組組長永倉新八、三番組組長斎藤一、八番組組長藤堂平助、十番組組長原田左之助、そして雪村千鶴の7人が駆け付けていた。
ここ最近になって町中で良からぬ噂が流れ出した頃、何者かに殺されたであろう変死が立て続けに見つかっていたため体新選組もその話しを聞いて少し警戒をしていた。
永「町の奴等から聞いた話しでは突然大きな化け物に襲われたって言ってたぜ
化け物って…幽霊とか妖怪か何かか?」
土「そんなもんただの思い込みだ
どこぞの浪士にでも殺られたんだろう」
沖「もしそうだとしても刀傷一つ無いなんておかしいんじゃ無いかな?
今まで見てきた死体は刀傷の外傷は無く、まるで何者かに魂だけを抜かれたーーそんな感じなんだよね
そうなると本当に幽霊か妖怪の仕業かも」
千「お、沖田さん怖い事いわないでくださいよ∪」
土「そうだぞ総司
冗談でも滅多な事言うんじゃねぇ」
沖「あれ?土方さんもしかして怖いんですか?」
土「バカ言うんじゃねぇ!
無駄口叩いてる暇があんなら怪しい奴がいねぇか調べろ!」
斎「副長のおっしゃる通りだ総司
ここ最近の変死体…もし犯人がいるのならそれは放ってはおけぬ」
原「まぁ犯人がどんな奴であろうと、この4日の間で10人だぜ
しかも全員が同じような死に方…そうなると殺った奴も同一犯となるな」
千「な…何だか怖いですね」
平「大丈夫だって千鶴!
どんな奴だろうと千鶴の事は俺が守ってやっからさ!」
千「ありがとう平助くん/////」
永「お〜お〜!なぁにかっこつけてんだか!」
平「なっ!/////べ、別にかっこつけてなんか…”ヴァァアアアアアアアアア!!!!!!”
「「「「「「「Σっ!!?」」」」」」」
新八にからかわれた平助は顔を真っ赤にして反論しようとしたそのとき、突如真っ暗な夜空を引き裂くかのような今まで聞いた事の無い声が辺りに響き渡るとそれに驚いた彼等言葉を失った。
そして声のした方向に視線を向けると、そこには満月の光りに照らし出された一体の虚が無数の職種を出しながら彼等を見下ろしていた。
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