第11話 本気の優しさ
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平「おい何だよこれ!?」
永「此処から出られねぇ!」
「お前達は邪魔だ
こっちが片付くまでその中にいろ!
…さて…次はお前だ」
鏡花は再び刀を握りしめキリッとした鋭い眼光で虚に視線を向けると同時に彼女の霊圧が上昇した。
そしてそれを遠くで見ていた土方、斎藤、原田はその重苦しい霊圧に身体が圧迫されそうな感覚に襲われた。
土【…な…なんだこの感じ…
空気が一気に重くなったような感じだ∪
ーーまるで見えない何かに押しつぶされそうな…】
斎【…これが死神の戦い
今までいろんな戦いを見てきたが…こんなに重苦しいのは初めてだ】
原【…鏡花を助けに行きてぇが……このまま行くと…確実に殺される】
虚は彼女の放つ霊圧に一瞬怯むが、先手をとるため素早いスピードで動き出した。
『貴様ナンカニ…殺ラレテタマルカァアアア!!』
”ドォオン!!”
彼女目掛けて大きな鎌を振り下ろしてきたが、鏡花は軽い身のこなしでその場から飛んで後退すると、先ほどまで鏡花が居た地面には鋭い鎌が突き刺さっていた。
「まさか意見が一致するなんてね
ーー私も虚なんかに殺られるわけにはいかないのよ」
6本の鎌は次から次へと鏡花に向かって連続で振り下ろされていくが、その度に蝶のようにヒラリヒラリと躱しながら避けて行き、これ以上長引いてはいけないと判断すると斬魂刀を解放した。
「駆け巡れ…雪月風花
ーー冬の雪…竜水の滝壺」
そして瞬歩で高らかと空へ飛び上がり斬魂刀を振り下ろした瞬間ーー。
”ダァアアアン!!!”
日番谷の氷輪丸の様な水の竜が大きくうねりながら下にいる虚に一直線に向かっていくと、全て飲み込まれてしまった虚は水と共に消えてしまった。
地面に着地した鏡花は平助と新八に張っていた結界を解き斬魂刀を鞘に収めると、彼女の事を心配していた原田、斎藤、土方、平助、新八、千鶴が駆け付けてきた。
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