第11話 本気の優しさ
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沖田の部屋で彼と雑談をしていたとき、屯所内に突如虚の大きな声と千鶴の叫び声が聞こえてくると、鏡花は瞬歩を使ってすぐさま彼女の元へと駆け付けていった。
ーー何で伝令神機が反応しなかった!?
いくらここが違う世界と言っても、どんなときでも虚には反応するように作っている筈!
クソっ!
千鶴ちゃん…無事でいて!!
「Σっ!!」
ーーこ…これは!
鏡花は瞬歩の速度を速め声が聞こえてきた道場側の方へと向かうと、そこには数人血を流して倒れている隊士達と、千鶴を守ろうとして彼女の前で刀を構えている平助、新八、土方、原田、斎藤と何人かの隊士達の姿があった。
平「クソっ!何だよコイツ!
いったい何処から!?」
原「こいつ…鏡花が言っていた虚だ!」
永「コイツ昨晩の化け物よりもデケェぞ!?」
土「テメェら狼狽えんじゃねぇ!
攻撃してきたら一気に切り掛かれ!!
それと他の隊士は怪我した奴等の救護に当たれ!!」
ーーバカ!!
あいつら何をしてる!?
虚『ヴァァアアアアアア!!!!』
カマキリのような身体をした虚は、大きな口を開け空に向かって地響きを起こすような声で叫ぶと同時に、胴体の両サイドから生えている6本の鋭い鎌の腕を振り下ろしてきた。
…チッ!待ち合わない!
「破道の七十三!! 『双蓮蒼火墜』!!!」
”ドンっ!!!!”
「「「「「「Σ!!?」」」」」」
鏡花は咄嗟に鬼道で虚に向かって攻撃をすると、とてつも無い威力の閃光が虚の頭部目掛けて走り抜け、辺り一面に大きな爆音と衝撃波が広がった。
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