第9話 仕事は素早く
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夕方4時頃ーー。
原「やっと終わったぁ〜!∪」
自分が今まで溜め込んでいた報告書を夕方までに全て終わらせる事ができた原田は、凝り固まった首をパキパキと鳴らし大きく背伸びをした。
原「鏡花の方はどうだ?
けっこう大変じゃないか?」
「お疲れさま左之さん
丁度いいわね
私もさっき終わったわよ」
原「……Σはぁあっ!!?」
鏡花はあんなにあった過激派浪士の資料を一冊の冊子にまとめ上げ、原田から借りた資料も分かりやすく五十音順に整理されていた。
原「ちょ、ちょっと待て鏡花!∪
あの大量にあった資料をもう終わらせたってのか!?」
「えぇ、全部終わったけど……何をそんなに驚いているの?
こんなの普通でしょ?」
原「いやっ…普通って…。
あの量はどう頑張っても3日はかかるぜ?∪」
「あら、そうだったの?
まぁ、終わったんだからいいじゃない
私は今から土方さんのところに言ってくるけど、左之さんはどうするの?
報告書持っていくの?」
原「…あ…あぁ…じゃあ俺も行くよ」
鏡花は机の上を片付けた後、原田と一緒に土方の部屋へと向かった。
原「土方さんいるか?」
土「あぁ」
原田は廊下から土方に声をかけると、中から返事が聞こえてきたので中に入ると、そこには休憩がてらお茶を飲んでいる土方、近藤、山南とお茶のおかわりを淹れている千鶴の姿があった。
原「あれ?近藤さんと山南さんが此処で茶を飲んでるのは珍しいな」
近「あぁ、歳にちょっと用事があったんだが、ついでに休憩をな」
「そうだったんですか
折角のお茶の時間に申し訳ない」
山「いえ、気にしなくていいのですよ
よれよりも二人は土方君に用があったのでしょう?」
土「何だ?
もしかしてやっぱり出来なくて降参でもしに…」
”ドンっ!”
「言ったでしょう?
『来るか出来ないかは貴方が決める事じゃない』って」
鏡花は土方の前に資料の束と、今回まとめ上げた目録を叩き付けると、彼の顔を見てニヤッと笑みを浮かべた。
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