第6話 同じ隊長として
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【原田Side】
土方さんに頼まれて俺は千鶴と鏡花と一緒に使いに行く事になった。
渡された巾着には沢山お金が入っていたから、このくらいあれば日用品は勿論、何着か着物だって買ってやる事は出来る筈だ。
千鶴には悪いが鏡花の容姿は本当に女らしく、この俺が島原の遊女なんか目じゃないと思えるほどだ。
だから今回の着物は俺好みの物を選んでやろうと思ってた。
それなのにーー。
沖「鏡花ちゃんどんな着物を買うか決めたの?」
「いや、これから決めるんだけどーー」
沖「じゃあ僕が選んであげるよ
お気に入りの呉服屋が近くにあるんだ」
てめぇ総司!#
急に現れておいて何言ってんだ#
鏡花の着物は俺が選ぶんだよ!
言うが早いか、俺は総司に先を越られないよう鏡花の手を付かんで阻止した。
総司は睨んできたけど、そんなの関係ねぇよ。
当たり前だろ…誰が手を離すか
原「総司、そこは男として見過ごせねぇな
それに土方さんは俺達に使いを頼んだんだぜ?
お前は巡察がまだ途中だろうが」
沖「巡察は僕がいなくても一君がいるなら問題ないでしょ
それに今日も平和で特に問題は無いんだから」
何を根拠にんな事言ってんだコイツは#
仕事はちゃんとしやがれ!
斎「総司、貴様がそのような行動をすると言うなら俺は捨て置けん
新選組の隊長ならば最後まで責任を持って隊務を果たすべきだ。」
お、いいぞ斎藤!
そうだ!
もっと総司に言ってやれ!
斎藤は総司をなんとか巡察に戻すために頑張って説得をしているが、そんな総司は一度我が侭を言うと中々言う事を聞いてくれねぇ
こりゃ土方さんが苦労するわけだ∪
未だ総司は鏡花の手を掴んで離そうとはしない。
まぁ俺もそうなんだが…。
鏡花もいい加減呆れてるんじゃねぇか?
そう思った俺はふと彼女の顔を見ると
「…クスっ」
…っ…笑ってる
一瞬見せるその笑顔を見て…俺は何故かドキッとした。
コイツ…こんなに綺麗に笑うんだな
なんて暢気な事を思っていると、今度は鏡花が口を開いた。
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