第6話 同じ隊長として
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「さて、じゃあこれからの仕事の事だけど、私は何をしたらいいのかな?」
鏡花は斎藤達に視線を向け、雑務内容について聞いた。
沖「僕はこの後一君のところと巡察があるから直ぐに用件は無いかな」
永「俺はこの後隊士達の稽古につかねぇといけねぇから、俺も今は大丈夫だぜ」
「そうか…なら佐之さんの方は?」
原「じゃあ俺の方の仕事を手伝ってもらえるか?
書類が最近山積みでよ
一人じゃどうにもできなかったんだ」
「分かった
じゃあ先ずは左之さんの方から始めるわね
ーーあ、その前にさっき送られてきた義骸に入りたいんだけど、誰か着るものを貸してくれないかな?」
土「今着ているもんじゃ駄目なのか?」
「さっきも言ったけど今の私は霊体なの、霊体が着ているものを生身の肉体が着れるわけないでしょう
それに送られてきた義骸は全裸で、着るものは一切無かったんだから」
「「「「「Σなっ!//////」」」」」
土「ち、千鶴!////」
「はい!」
土「この金で鏡花の日用品や着物を買ってこい!
それと原田!」
原「何だい?土方さん」
土「必要ないとは思うがこの二人についてやれ」
原「ククッ…はいよ」
千鶴は土方からお金の入った巾着を受け取り、原田にも一緒に同行するように命じると、それを見た原田は小さく笑いながら了解した。
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原「いや〜それにしてもさっきの土方さんの反応は面白かったな」
千「原田さん笑いすぎですよ」
原「そういう千鶴だって笑ってたじゃねぇか」
屯所を出た後原田と千鶴と鏡花の三人は彼女の必要な物を買い揃える為に町へと繰り出すと、先ほどの土方の事を思い出し笑っていた。
「でも良かったのかな?
不必要な外出をするなって言ったばかりなのに」
原「いいんだよ
それにこれは必要な使いであって、不必要じゃねぇんだ
鏡花が気にする事はねぇよ」
「そうか…それなら良いんだけど
お金だってこんなに」
沖「土方さん普段からたんまりお給金貰っているからそんな事気にしなくて大丈夫だよ」
千「きゃっ!
…お、沖田さん!斎藤さんも!」
自分たち三人だけと思っていたそのとき、千鶴の背後ギリギリのところから声が聞こえ、驚いた千鶴が振り返るとそこには巡察中の沖田と斎藤の姿があった。
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