第6話 同じ隊長として
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原「鏡花いるか?」
「はい、どうぞ」
朝食が終わり鏡花が部屋に戻って少しした頃、廊下から彼女の名前を呼ぶ声がしたので、鏡花は返事をするとそこには原田の姿があった。
「左之さんどうかしたの?」
原「あぁ、土方さんが鏡花を連れてこいってさ」
「分かった
わざわざ呼びにきてくれてありがとう
良かったら部屋に案内してくれるかな?」
原「勿論そのつもりだったさ
俺の後について来てくれ」
そう言うと鏡花は原田の後ろをついて行き、二人は土方の部屋へと向かった。
原「土方さん鏡花を連れてきたぜ」
土「あぁ、入れ」
彼の部屋の前に到着すると、原田の呼びかけに土方は短い返事をした。
中に通されると、そこには土方だけではなく、斎藤、新八、沖田、千鶴の4人の姿もあり鏡花は土方が座っている正面に腰を下ろした。
「土方さんと二人と思っていたけど、皆も何かあったの?」
土「鏡花は今日からコイツらの小性になるんだ
コイツらを交えて色々説明を聞いてた方がいいだろう」
「まぁ、確かにね
でもさっきも言った通り小性は雑用なんでしょ?
仕事に関しては今まで何十人分の仕事をしてきたから問題は無いと思うよ」
土「大丈夫かどうかは俺が決める事だ
昨晩の戦いは見させてもらったが俺はまだ全てを信じたわけじゃねぇ
あのときはたまたまって事もあるしな
それに他の仕事に関してもお前の実力は知らねぇ」
「それなら、”たまたま”勝つ事が出来たこの私に対して、貴方は”たまたま”虚に”たまたま”負けてボロボロになっていたって事かな?」
土「…グッ#」
鏡花は再び土方に向かって小さく笑みを浮かべると、それを聞いていた原田達は必死に笑いを堪えていた。
「でもまぁ、そんな事はどうでもいいわ
私は別に貴方をからかいたいわけじゃないしね
それに昨日ここへ来たばかりの私に対して全てを信じろなんて言わない
余所者を怪しむなんてそれは当たり前の事だもの」
千「そ、そんな事は!」
「いいのよ千鶴ちゃん
私が土方さんの立場なら同じような事を言ってたと思うしね
ーーでもこれだけは言っておくわ
私は貴方達を守る為にこの世界に来てるし、私の事を信用するかどうかはここで働きで評価してくれればそれでいい。
それでいいかしら?土方さん」
土「………あぁ、それでいいだろう
今後の雑務については斎藤、原田、総司、新八から指示を貰え
それと不必要な外出はするな」
「分かったわ
勝手に出歩いて迷子になっても困るからね
あ、そうだ
道場は使用してもいいかな?
私も日々の鍛錬を休んでしまうと腕が鈍ってしまうからね」
土「まぁ道場ぐらいはかまわねぇが」
「ありがとう…助かるよ」
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