第1話 長期任務
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「あぁ〜…暇だねぇ〜
ーーねぇ恋次何か面白い事ないかなぁ?」
恋「はぁ∪…朽木隊長
暇なら仕事すりゃいいじゃないっすか」
ある日の午後、六番隊の執務室で副長の阿散井恋次は机に向かって書類を整理していると、零番隊隊長の朽木鏡花はお茶を飲みながら暇そうに彼に話しかけていた。
「仕事は午前中に終わらせて、もう書類も提出済みなのよ
隠密機動からも書類は回ってきたけど、それも1時間前に終わっちゃったしね」
恋「隠密機動?
朽木隊長の零番隊って実戦派部隊でしたっけ?」
「全くってわけじゃないけど、時々サポートはしているよ
私は一度断ったんだけど、砕蜂がどうしてもって言ってくるからね
それに夜一さんにも頼まれたんじゃ尚更断れなかったんだよ∪」
恋「二番隊のサポート以外には何をしてるんっすか?」
「ん〜っと…大虚や虚退治がメインなんだけど、あとは想定外の敵が現れたりしたときに動くぐらいかな
零番隊と言っても私は王族特務の隊じゃなく、一番隊から十三番隊全体を裏でサポートする立場なのよ
まぁ要するに”派遣”って奴だね」
鏡花は「あはは」とおちゃらけるように笑いながら湯飲みに入ったお茶を再び啜ると、先ほどまで部屋にいなかった朽木白哉が執務室へと戻ってきた。
恋「隊長!お疲れ様っす!」
白「ーーあぁ
…鏡花も来ておったのか」
「白哉おかえり
お邪魔してるよ」
白「鏡花、白哉でなく兄様と呼べと何度も言っている筈だが?」
「……∪」
恋「……∪」
白「どうした?」
「あ…えっと…べつに何でも無いよ兄様∪」
《ねぇ恋次!白哉ってここ最近なんか変じゃない!?》ヒソヒソ
恋《ルキアと打ち解けてからあんな感じッすよ∪
昔より今の方がシスコン度がーー「恋次、何をコソコソ話している」
恋「Σべっ別に何も!∪
あ、俺この書類を九番隊に出してきます!!」
白哉は恋次に向かって重苦しい霊圧を向けると、それに危機を感じた恋次は冷や汗を流しながら書類を手に部屋を出て行った。
「そう言えばルキアちゃんは今現世だったよね?
元気にしてるのかなぁ?」
白「余計な心配などいらぬ
ルキアは立派な隊士だ
あの黒崎一護より役に立つ」
「クスっ」
白「ーー何だ?」
彼の言った言葉がとても意外だったのか、鏡花は小さく笑うとそれを見た白哉は首を傾げた。
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