第14話 力の差
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しばらくの間道場はシンと静まりかえり、その場にいた全員が唖然としていたが、その静けさも歓喜の声へと変わっていった。
鏡花は竹刀を下ろし、ふっと微笑んだ。
「頑張ったわね、総司君。
とても立派だったわ」
沖田はゼェゼェと肩で息をしながらもグっと拳を握りしめ、下を向いた。
悔しい…
悔しくてたまらなかった筈なのに
でも——
同時に胸の奥が熱い
鏡花の力に
その圧倒的な強さに
そして、そんな彼女が僕を"頑張った"と認めてくれたことに——
沖「……ありがとう………っ」
絞り出すような声で、そう言った。
そして、その姿に周囲の隊士たちも思わず拍手を送った。
「沖田隊長、すげぇ!」
「鏡花さんも、カッコよすぎる…!」
「どっちも最高だったぜ!」
千鶴もぱちぱちと手を叩きながら涙ぐんで笑っていた。
その後、鏡花はそっと沖田の肩に手を置いた。
「強くなりたいって気持ち…すごくよく分かるわ。
でもね、焦らなくていいのよ。
総司君はちゃんと強いから」
沖「……っ」
「そしてこれからもっと強くなる
私が保証してあげるわ」
真っ直ぐな瞳で鏡花はそう言うと、沖田は少しだけ顔を上げ照れ臭そうに笑った。
沖「……次は、負けないから覚悟しておいてよね」
「フフ、楽しみにしてるわ」
二人は静かに笑い合った。
その様子を見守っていた平助たちも、なんだか胸が熱くなって顔を見合わせる。
原「……やっぱ、鏡花ちゃんはすげぇな」
永「…あぁ、間違いねぇ」
斎藤もふっと口角を上げ目を細めた。
そんな温かい空気の中、ふと鏡花の脳裏に"尸魂界"の光景が浮かぶ。
【また…こうして誰かと向き合える日が来るなんてね…】
続く
