第31話 死神登場
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その頃大広間では卯ノ花と勇音、そして千鶴の三人で負傷した鏡花、土方、原田、沖田、斎藤達の治療を進めていた。
卯「勇音、貴方はそこの4人の治療を千鶴さんと一緒に。
出血は多いですが皆さんギリギリ急所を外しているのが幸いです。」
勇「分かりました!
千鶴さん、私の指示通りに皆さんの治療を手伝ってください!」
千「はい!」
卯「さて、問題は鏡花さんですね」
ーー霊圧がかなり消耗してる…。
これは多分怪我によるものだけじゃなく、もしかしたら卍解も原因の一つかもしれませんね。
彼女の卍解は私達が普段使う卍解と比べて特殊なものーー。
使えばその分霊力も消耗してしまう。
ーーそれにしても鏡花さん程の隊長クラスが市丸ギンにここまでの重傷を負わされてしまうなんて…。
この戦いは普通じゃなかったという事でしょうね。
卯の花達はテキパキとした慣れた手つきで彼等の治療を進めていき、ものの数時間で終わらせる事ができた。
千「す…凄いです
皆さんの怪我をこんなに早くーー!」
勇「いえ、これも我等四番隊の仕事ですから」
千「本当に…本当にありがとうございます!
私じゃどうしていいか分からず……それにいつも鏡花さんに助けられてばかりでーー
…ヒクッ…私一人じゃ…っ…ぅう…皆さんどころか…ヒクッ…鏡花さんすらも助ける事ができませんでした」
緊張の糸が切れた千鶴の目からは大粒の涙が畳を濡らしていくと、卯ノ花は彼女にそっと手ぬぐいを渡し、小さく笑みを浮かべた。
卯「それは私達も同じ事」
千「ーーえ?」
卯「ここでの治療は千鶴さんがいてくれたからこそ、迅速に対応ができました。」
千鶴は涙を拭いながら顔を上げると、卯ノ花の穏やかな声が胸の奥まで静かに沁み込んでいった。
千「わ、私……役に、立てましたか?」
卯「ええ。
あなたの落ち着いた判断と手際の良さ、たいしたものですよ」
勇音も千鶴の肩を軽く叩き、にこりと笑う。
勇「私も隊長と同じです!
千鶴さん、ありがとうございました」
千「……はいっ!」
緊張の糸がほぐれた瞬間、ふわりと柔らかな空気が大広間を包み、卯ノ花の霊圧で編まれた治療用のきめ細やかな結界が淡く輝いていた。
そのとき襖が静かに開くと、入ってきたのは近藤に先導された朽木白哉だった。
白「……鏡花は?」
卯「こちらに。
最善は尽くしました。
ですが霊圧の消耗が激しいためしばらくは目を覚まさないでしょう」
白哉は静かに頷き彼女の枕元へ歩み寄る。
白「よく……耐えたな」
白哉は彼女の蒼白な顔色にそっと触れ指先で髪を払いのけると、普段は決して見せない柔らかな眼差しを落とした。
すると、その視線を感じたのか鏡花の瞼がほんのかすかに震える。
千「あ……!」
勇「大丈夫、まだ完全に目覚めるには時間が必要です。
今はそっと眠らせてあげましょう」
白「任せる
……頼んだ」
深く礼を述べる白哉を見て、千鶴や近藤たちは改めて頭を下げる。
その様子を少し離れた場所で見守りながら、卯ノ花は白哉へ控えめに声を投げた。
卯「回復までには二日ほどかかると見ています
その間、安静に」
白「承知した
妹が目覚めるまでここを離れぬ」
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