第28話 市丸ギン登場
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”ドクンっ”
”ドクンっ”
そんなわけが無い……
……この世界に…なんでギンちゃんが…!
空を見上げた先には解空(デスコレール)が出現しており、その前にはいつものように不適な笑みを浮かべている市丸ギンの姿があった。
鏡花の額には薄らと汗が滲んでおり言葉を詰まらせていたが、市丸の霊圧によって息苦しそうにしている新八を見て口を開いた。
「…っ…新八さん!
此処は危険だから土方さんの所へ!!」
新「え…でも鏡花ちゃんを一人には「いいから行け!!!」
新「Σっ(ビクっ)!」
彼女のただならぬ迫力にあの新八でさへも肩をビクつかせると、新八は何も言わず急いでその場から走り去って行った。
市「あ〜あ、何もあんな言い方せんでも
鏡花ちゃんって相変わらずやね?」
「世間話をしにきたわけではないんでしょ?」
鏡花は懐から鬼魂丸を取り出し死神化すると、直様斬魂刀を鞘から引き抜いて構えた。
市「さっきの着物姿の方が似合ってたのに勿体ない」
市丸は瞬歩で屯所の中庭まで移動してくると、物珍しそうに周りをキョロキョロと見渡した。
市「それにしても、ほんまに現世とは違うんやね
”今”とは大違いや
少し雰囲気が尸魂界にも似てるけどね」
「ギンちゃん、貴方が此処へ来た目的は何!?」
市「あ、そや
鏡花ちゃん少しこの世界の案内を「答えろ!!」
市「はぁ〜…そないに大声だしたら他の人に迷惑やろ?
誰か来たらどうすんの∪」
「どうやってこっちに来た?
普通に時空の歪みを辿ってこちらの世界に来たとしても体が持たないはず」
市「普通の死神ならね
僕は大丈夫やったよ
ーー藍染隊長からこれを預かってきたから」
そう言って市丸は懐から黒い球体を手のひらに乗せて差出した。
「Σなっ!?…崩玉!」
市「これってほんま便利やね
まさかこんな事にも使えるん思わんかったもん♪」
市丸が見せた手のひらの上には黒く輝く崩玉があり、それを見た鏡花は驚きの表情を隠せなかった。
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