第28話 市丸ギン登場
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市「お呼びですか?藍染隊長」
藍「やぁ、ギン
呼び出してすまないね」
ここ虚圏にある虚夜宮(ラスノーチェス)では尸魂界と現世に対しての全面戦争に向けて準備を着々を進めている中、藍染はいつものようにお気に入りの紅茶を口にしながら優雅な時間を過ごしていると、彼の部屋に市丸ギンが姿を現した。
市「別にかまいまへん」
藍「君も紅茶は如何かな?」
市「…じゃあお願いします」
藍染は近くにいた破面に視線を向けると、その破面は小さく頭を下げ市丸用に紅茶を入れた。
藍「最近尸魂界での動きはどうだい?」
市「これと言って変わりは無いようやけど、鏡花ちゃん今尸魂界にも現世にもおらんみたいですわ」
藍「それはどう言う事だい?」
市「なんや特別任務らしく、150年前の現世に行ってるみたいや」
藍「150年前…ほぅ、それは興味深い話しだね
そんな事ができるのか?」
市「十二番隊の情報やとその世界は現世とも違う別の世界らしく、そこには虚と似て非なる存在がおるらしいわ
そのせいで時空に歪みが出て、さらに歪みから生じた亀裂に霊圧が流れ出ているため虚達がそっちに引き寄せられてるみたいやわ」
藍「ーーそうか
どうりで此処最近この空間の霊圧に乱れがあったわけだね
そして鏡花君はそのために別世界へと行ってる…か…」
藍染は一口紅茶を啜ると、小さく笑みを浮かべた。
藍「…ギン」
市「あ〜∪…藍染隊長…言わんでも何となく言いたい事分かるわ」
藍染が何を言おうとしているか長年の付き合いから察した市丸は溜め息をついたが、藍染はただクスクスと笑っていた。
藍「クスっ…話しが分かるようで安心したよ
一人誰か連れて行くかい?」
市「いや、今回は僕一人でええよ
まだどんな所かも分からへんのに貴重な人材を駄目にしたらそっちの方がかなわんわ」
藍「そうかい…じゃあ頼んだよ
いい土産話を期待している
あぁ、それともし鏡花君がいたらその時は分かってるね?」
市「勿論分かってますよ
でも一筋縄じゃいかんと思いますけど?」
藍「クスっ、それでも私は諦める気はないよ」
市「んじゃ、偵察も兼ねて行ってきますわ」
紅茶を飲み干した後、市丸は彼に背を向けて部屋を後にした。
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