第27話 逢い引き
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沖「あ、ごめん!ち、違うんだ…
その着物が似合ってないなんてそんな事は絶対に有り得ない!」
「そ、そうなの?
えっと……じゃあ一体どうしたの?」
沖「…………他の誰にも…見せたくなかったんだ」
「え?何を?」
沖「〜〜〜っ…あぁ、もう!君って本当に何も分かってないようだね?
好きな娘が自分好みの着物を身につけていたら誰だって独占欲ぐらい出ちゃうでしょ!?
僕だって君のそんな姿誰にも見せたくないの!
……土方さんや左之さんや新八さんや一君たちじゃなく…僕だけの鏡花ちゃんでいてほしいから…」
少し呆れた表情から一変して、今度は少し切な気な感情を表に出すと、沖田はその品やかな指で鏡花の髪にそっと触れた。
「っ//////…ぁ…ぁあ〜/////…そ、そうだったんだね
気づいてやれなくてごめんなさい∪//////
ーーそれと言うのが遅くなってしまったけど、こんな素敵な贈り物ありがとう
これは大切にさせてもらうわ♪」
鏡花はニッコリと優しく笑うと、それを見た沖田は先ほどよりも頬を赤く染めたが、彼女に釣られるように彼も笑みがこぼれた。
沖「あ、そうだ…それとこれも鏡花ちゃんに」
そういって沖田は懐から小さな巾着袋を取り出すとそれを彼女に渡した。
「ーーこれは?」
沖「開けてみてよ」
鏡花は受け取った巾着袋の紐を解き、開けて中身を確認すると、そこには桜色と黄緑色の金平糖が入っていた。
「金平糖!
いいの?」
沖「もちろん
それにこの色…僕と鏡花ちゃんみたいでしょ
どんな時でも側にいたいって意味を込めてみたんだ
ーーあ、これ皆には内緒だから」
沖田は顔を鏡花の耳元に近づけ、「二人だけの秘密」と言って囁くと、今度は鏡花が頬を染めながら小さく顔を縦に動かした。
沖「さぁて、そろそろ帰ろっか
今日の夕餉は僕が当番だからね」
「Σえ!?そうなの!?
総司君、魚は絶対焦がさないように気をつけるんだよ?∪」
沖「大丈夫、大丈夫♪
焦げた魚は土方さんのにするから」
END