第27話 逢い引き
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「総司君?
この姿やっぱり変かな?∪」
自分の姿を見たまま何も反応しなくなった沖田に対して鏡花は少し不安気な表情を浮かべると、”ハッ”と我に返った沖田は全力で否定した。
沖「Σそ、そんな事無いよ!
とても似合ってる/////」
「そっか♪
似合ってなかったらどうしようかと思ったけど、似合ってるなら良かった!」
沖田も今の鏡花の姿に満足したのか、そのまま会計を済ませ店を出ると、沖田はいきなり鏡花の手を付かんで急ぎ足で町とは反対の方へと歩き出した。
「ちょっ!総司君!?」
沖「……」
「い、いきなりどうしたの!?」
沖「……」
早足で歩く沖田に対して鏡花は小走りになりながら彼に声をかけたが、まるで聞こえていない様な素振りで黙々と脚を進めた。
え!?
私彼に何かした!?∪
やっぱりこれは似合ってなかったとか?
それとも何か癇に障る様な事でも言ってしまったとか?∪
彼に手を引かれている間も鏡花は思い当たる節をいろいろ考えていたが、それでもどこに原因があったかは全然分からなかった。
歩き出して暫く立ったとき、沖田が彼女を連れてきたその場所は一面綺麗な草花が咲いており、その景色を見た鏡花は感動の声を発した。
「す、凄い!
こんなに綺麗な場所があったなんて!」
彼女の目はまるで子供のようにキラキラと輝いており、普段見せるクールで大人びた感じとはまた違った一面に沖田は再び頬を赤く染めた。
沖「ぁ…えっと……急な行動にごめんね
疲れたでしょ?」
今まで黙っていた沖田はゆっくりと口を開いた。
「疲れてはいないよ
急に歩き出したからビックリしただけ
ーー私何か総司君にしたかな?」
沖「鏡花ちゃんは何もしてないよ」
「そう?
あ、もしかしてこの着物が似合っていなかったと「それは違う!!」
「…っ!」
鏡花は原因はこの着物かと思い少し苦笑いをしながら沖田に聞くと、彼は彼女の言葉を遮るように全力で否定した。
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