第27話 逢い引き
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総司が店を出て行って1時間後、鏡花はあれから店主と女性従業員が一押ししてくる着物に何着か袖を通し、どれが彼女に合っているか少し頭を悩ませていた。
「あ、あの∪…結構な枚数に袖を通したんですが∪」
店主達よりも着せ替え人形となった鏡花の方が疲れてゲッソリしており、内心まだ決まらないのかといい加減げんなりしていた。
店主「ん〜…こっちの着物も素敵だが、3枚目に着たこっちも捨てがたい」
今まで口出しをしなかったが、このままじゃ一日経っても店から出る事ができなくなってしまうと思った鏡花は、自らの意志で決める事にした。
「ご主人…ではこっちの4着目に着させて頂いた着物と2着目付けた帯と草履で決めてもいいですか?」
女性「確かにこちらも素敵です!」
店主「そうですね♪
娘の組み合わせならお嬢さんにとても似合っていると思いますよ!」
はぁ〜∪
やれやれ…やっと決まった∪
小さく溜め息を着きながら苦笑いを浮かべた鏡花は、店主から先ほどの旦那が来るまでに着替えたら如何ですか?」と言われたので、お言葉に甘えて先ほど自分で決めた着物に着替える事にした。
女性「わぁ〜!やっぱりとてもお綺麗です!v/////」
店主「これはこれは!
今まで沢山の方に着物を進めてきましたが、これほどまでにお似合いとは!」
「ははっ、そういって頂けると…
お世辞でも嬉しいですよ」
そんな会話をしていた時だったーー。
沖「着物決まったかい?」
丁度いいタイミングで沖田が呉服店に戻ってきたので鏡花は「おかえり!」と言って振り向くと、自分の目の前には胸元から裾にかけて薄緑から深緑のグラデーションに、桜吹雪の中に舞う蝶の刺繍がされた着物を着ている鏡花が立っており、次の瞬間沖田は彼女の姿を見て驚きの表情を浮かべた。
沖「………っ」
あぁ…こりゃマズいかな/////
自分で店主に選ぶように言っておいたくせに、まさかここまでとは/////
どうしよう…他の皆に今の鏡花ちゃんの姿は見せたくないなぁ//////
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