第27話 逢い引き
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朝食も終わり、鏡花も土方にかけた鬼道を解いた後、沖田が廊下の先から「鏡花ちゃーん♪」と大きく手を振りながら彼女の元へとやってきた。
「ん?総司君私に何か用?」
沖「用が無きゃ声かけちゃ駄目なの?」
「いや、そう言うワケじゃ」
沖「あはは♪ごめんごめん
困った顔も可愛いね♪」
「からかわないでよ∪」
沖「あ、でも用件はちゃんとあるよ」
「仕事で手伝ってほしいとか?」
沖「僕今日は非番だから仕事はないよ
仕事がないからこれから僕と一緒に出かけない?」
「また凄い急だね∪」
沖「もしかして迷惑だった?
それとも僕とじゃ嫌だ?」
総司は少し寂し気な表情で鏡花の事を見つめると、彼女はヤバいと思ったのか少しアタフタとしていた。
「え、ぁ…いや、決して嫌だとは思ってないよ!
ただ本当に急だなぁって思ただけだから∪」
沖「それなら良かった♪
それにこの前、僕が非番の日に買い物に行くって約束してくれたよね
鏡花ちゃんを連れて行きたい所があるんだ」
「確かに約束していたわね
でも連れて行きたい所って?」
沖「それを先に言ったら面白くないじゃん
それは行ってみてからのお楽しみだよ」
確か今日の巡察は左之さんの隊と斎藤さんの隊だったし、新八さんは隊士達の稽古があるって言ってたから大丈夫かな…。
「ーー分かった
今他の人から頼まれている仕事は無いから、今日は総司君に付き合うよ」
沖「やったね♪
それじゃあ今から行こっか」
嬉しさのあまり太陽のように眩しい笑顔を浮かべた沖田は、鏡花の手を掴むと軽い足取りでそのまま屯所を後にした。
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