第23話 八つ当たり
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「っ!/////…えっと…土方さん?////」
土「用件がねぇと鏡花の所に来ちゃいけねぇのか?」
「別にそう言うワケじゃ」
土「昨晩は悪かったな」
「え?」
土「アイツから…風間から守ってやれなくて」
「別に土方さんが気にする事じゃないわよ
それよりも今朝は私の方こそごめんなさい
隊士達や土方さんに八つ当たりしちゃって…。」
鏡花は「後で隊士達にも謝っておかないと」と、小さく苦笑いを浮かべていると、いきなり土方は彼女の手を自分の方に引き寄せ、その小さな体を自分の腕の中に閉じ込めた。
「なっ!/////ちょっ…「お前が気にしなくても俺は気になっちまうんだよ」
「土方さん?」
土「俺は誰にも鏡花を渡す気はねぇ…
次アイツが来た時は必ず守ってみせる」
「っ/////……ありがとう土方さん
ーーだけどね
私を守る前に、先ずは自分の身を守った方がいいかと思うけど?」
土「…そりゃどういう…」
”チャキ”
彼女の言ってる意味が分からないと言った表情を浮かべていたその時、彼の顔の横に突如ギラリと光る刀と、同時に数人の殺気を感じた。
沖「土方さん?何一人で鏡花ちゃんを独占してるんですか?」
斎「いくら副長でも抜け駆けは感心できません」
原「鏡花は土方さんだけのもんじゃないんだぜ?」
新「自分ばっかり狡ぃんじゃねぇか?」
殺気を剥き出しのまま沖田、斎藤、原田、新八は土方にじりじりと迫ると、それを見ていた鏡花は「面倒事に巻き込まれるのはごめんだ」と思った。
「さて、じゃあ私は散歩にでも行ってくるわ
喧嘩は程々にしておきなさいよ」
そう言い残し鏡花は瞬歩でその場から消えてしまった。
それから彼等の鏡花を巡っての争いが終息したのは
近藤が止めに入るまで続いたそうな。
END