”パシィンっ！”



”パァンっ！”





「脇が少し甘いようだが、副長とあろうものがそのような構えでどうする！」





土「クッ…るせぇ！」







”パァン！！”





”パシンッ！”








…こ、こんなの絶対止められない気がする∪





千鶴は自分の目の前で繰り広げられている光景に固まり、彼等に助けを求めようと後ろを振り向くと、沖田は「千鶴ちゃん頑張って〜♪」と呑気に手を振って見守っていた。






だ、駄目だ！∪
このままじゃ後にも引けない∪
……あ〜もう！！
沖田さんのバカァ！∪





千鶴は意を決して二人を止める事にした。






「土方さん！！覚悟ぉおお！！」





鏡花の竹刀が大きく振り上げられた次の瞬間。







千「鏡花さんもう止めてください！」






「Σっ！！」






土「っ！！」







千鶴の声が道場に響き渡ると当時に土方の前に彼女が止めに入ると、先ほどまで鬼の形相で竹刀を振り上げていた鏡花の体がピタッと止まった。






土「バカ野郎！急に入ってくんじゃねぇ！
怪我でもしたらどうすんだ！」






「ご、ごめんなさい∪
でも沖田さんが大丈夫だって∪」





土「だからってなぁ！「ちょっと土方さん？＃＃
私の千鶴ちゃんに向かってバカってどう言う事よ＃」






土「っ！∪」







「千鶴ちゃーん！
急に出てきちゃ駄目じゃない！
どこも怪我してない！？大丈夫！？」






千「えっと…ごめんなさい/////
私は大丈夫です/////∪」






鏡花はギュッと千鶴の事を抱きしめると、先ほどまでの鬼の形相が嘘のごとく、いつも優しい顔の鏡花に戻っていた。






そして、そんな彼女を見ていた原田、新八、平助も安堵の表情を浮かべていた。







沖「ほらね心配なかったでしょ♪」





平「そうかもしんねーけど、スゲェひやひやした！∪」






原「さすが千鶴ちゃんだな」






新「俺達じゃ鏡花ちゃんは止められねぇしな∪」

















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