第22話 鬼退治
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どうしよう…このままじゃ私の所為で皆が!
鏡花さん…私どうしたら…!
【話しは後だと言っている!!
コハク!千鶴ちゃんを守って!】
【千鶴ちゃんは私が守るから
だからそんな心配しなくても大丈夫よ】
千鶴は過去の彼女の言葉を思い出した。
……私……鏡花さんに守られてばかり…。
いつも鏡花さんに頼って甘えてばかりだ…。
それに今も…皆が必死になって戦っているのに
私は…私は…。
ーー私も戦わないと!
千鶴はグッと歯を食いしばり風間から手を振りほどき距離を取っては慣れると、彼女は持っていた刀を鞘から引き抜きギラリと光る切っ先を彼に向けた。
自分がどこまで戦えるか分からないという不安から千鶴の刀はカタカタと揺れると、それを見た風間は小さく笑みを浮かべた。
風「フッ…どうした?
震えているぞ?
そんなんでこの俺を斬る事ができるのか?」
千「っ…わ、私だって皆の為に戦う事はできます!」
土「雪村!!」
千「土方さん!?」
少し遅れて土方は千鶴の元に駆け付け、彼女を守るように刀を構えると、目の前にいる風間を鋭い眼光で睨みつけていた。
風「邪魔が入ったか…」
土「残念だったな
浪士達に俺達の寝込みを襲わせて、その隙に千鶴を攫っていこうとしてたみたいだったのによ
でもな、貴様の魂胆なんざこっちはお見通しだったんだよ」
風「フンっ…あんな奴等はただの捨て駒にしかすぎん
こっちの計画がバレた所で問題などない
何の道貴様等を殺す事に変わりはないのだからな!」
風間は持っていた刀を握りしめると、ギラリと光るその刃を土方に向かって振り下ろしてきた。
しかし次の瞬間ーー。
”ガキィンっ!”
風「Σっ!?」
そこには夜風で靡く黒く長い髪と羽織姿の鏡花が斬魂刀で風間の刀を受け止めていた。
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