第22話 鬼退治
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「こ、コイツ!
仲間を一瞬にして…!∪」
「クソっ!何で体が動かねぇんだ!?」
襲ってきた浪士を生け捕りにした鏡花は彼等の前にやってくると、その冷たい視線を向けたまま彼等に質問した。
「お前達に聞きたい
…今回の主謀者は一体誰?
聞いた話しでは薩摩の人間だと言っていた
そいつの名は?
今回の目的は本当に新選組の襲撃なの?」
「…っ…俺達は何も知らねぇ!
襲撃以外何も!
知っていたとしても喋るわけがねぇ!!」
「俺達は俺達の仕事をするだけだ!!
此処にいる新選組連中さへ殺せば俺達の生活は安泰なんだ!!」
「そうか…じゃあどんなに聞いても無駄って事か…。
ーー残念
私は此処にいる彼等を守ると約束しているの
君たちごときに刀傷一つも付けさせはしないよ」
そして鏡花は目の前にいる浪士達に手をかざすと、辺りは白い光りに包み込まれ、先ほどまで動けなかった彼等を鬼道である白伏で気絶させた。
近「朽木君…今のは…?
コイツ等は死んだのか?」
「いや死んでいませんよ
気絶させただけです
この人達からも今回の件に関していろいろ情報を聞き出さないといけませんからね」
気絶している彼等を見て鏡花は斬魂刀を鞘に収めると、廊下の先からバタバタと足音が聞こえてきた。
”バン!”
土「近藤さん!大丈夫か!?」
近「おぉ!トシ!
こっちは朽木君のお陰で問題はないぞ」
近藤の事を心配して慌ててやってきた土方の息は上がっており額には薄らと汗が滲んでいた。
そして、先ほどまで誰かと戦ってきたのか、右手には刀が握りしめられており、彼の服には所々返り血が付着していた。
土「無事なら良かった
鏡花も大丈夫なのか?」
「えぇ、全然問題ないわよ
それよりも他に忍び込んでいた浪士達はどうなったの?」
土「残りの奴等も全て斬った
今回の件で情報を聞き出す事はできなかったが…」
「それなら心配しなくても大丈夫よ
此処に倒れている二人は気絶しているだけだから、目が覚めたら……Σっ!!」
次の瞬間、鏡花は別の大きな霊圧を感じた。
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