第21話 満月の夜に
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近「わざわざ俺の所じゃなく他の者に付いていても良かったんだぞ?」
「そうはいきませんよ
近藤さんの剣の腕前は十分に理解してますが、もしもの事があってはいけませんからね
貴方は此処の大将なんですから、狙われる理由なんて十分ありますよ」
近「だか若い女子に守ってもらうのは男として些か頼りないと思うのだが?」
「クスっ…そんな事ないですよ。
近藤さんはとても頼りになる大将です」
鏡花はニッコリと笑みを浮かべ少しばかり和やかな雰囲気になっていると、部屋の外に数人の霊圧を察知すると、それに気づいた鏡花は鞘から斬魂刀を引き抜いた。
「来たようです」
近「人数は?」
「三人です
近藤さんは安全な所にいてください」
鏡花は彼を守るようにして立つと、次の瞬間部屋の障子がバンっと勢いよく開かれた。
「新選組局長!近藤勇!!
覚悟ぉおお!!!」
”ガキンッ!!”
「詰めが甘かったようだね」
「クソっ!何で俺達が来る事がバレた!?」
「この女は俺が片付ける!!
お前等は近藤を殺せ!!」
鏡花は刀で受け止めると攻撃して来た浪士は、他の仲間に近藤を殺すよう指示すると、その二人は刀を握りしめ近藤に襲いかかった。
「縛道の四!『這縄(はいなわ)』!!」
彼女は刀で攻撃を食い止め、近藤に切り掛かろうとしている二人に対して霊子を縄状にした物で拘束した。
「Σな、何だこれ!?
動けねぇ!!」
「クソっ!どうなってんだ!?」
「おい貴様!
あいつ等に何をしやがった!?
一体何者なんだ!?」
「ーーお前に答える義理ははない」
”ザシュ!”
鏡花は冷たい表情を浮かべその男を斬りつけた。
END