第21話 満月の夜に
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近「遅くなってすまない
皆集まっているな
今回集まってもらったのは他でもない…
朽木君と雪村君が島原へ密偵をしてくれたお陰で、いろいろ情報を得る事ができた。
そこで…今夜この屯所内で襲撃してくる薩摩藩と過激派浪士達を迎え撃つ」
永「迎え撃つって事は、奴等が攻撃を仕掛けてくるまで俺達は何処かに潜んでればいいのか?」
山「寝込みを襲ってくるぐらいですからね
今回は直ぐに終わると思いますが、敵も何人で襲って来るかがわかりません
敵の事でもう少し何か分かればいいのですが…」
近「あぁ、そうだな
敵の人数に対してその場に配置させる隊士達の事もあるからな…」
平「じゃあ表門と裏門の2箇所をそれぞれ隊列を組んで侵入を阻止すりゃ良いんじゃねぇの?
そしたら俺達も片っ端から倒す事できるじゃん!」
沖「何言ってんの平助
門の所で僕達が待機してても、向かってくる敵の数が多ければ僕達は袋の鼠だよ」
彼等は少し頭を悩ましていると、今まで黙って聞いていた鏡花が口を開いた。
「そんなに心配しなくても大丈夫よ」
山「朽木君それはどう言う意味ですか?」
「さっき木の上から屯所内にいる全員の霊圧を調べていたんです」
土「霊圧を?
そりゃどう言う意味だ?」
「霊圧の感じはひとりひとり違います
穏やかだったり、荒かったり、弱かったりと…。
私達が島原で浪士達に接触した日、そこで感じた霊圧と同じものが無いか探っていたんです。」
土「それでどうだったんだ?」
「クスっ…そしたらちゃんとありましたよ
あの日の夜と同じ霊圧が6人」
原「6人だと?
本当にたったそれだけの人数なのか?」
「あの浪士達は薩摩からの報酬を目当てに今回此処を襲撃するようだからね
どうしても認めてもらいたいんでしょう
ーーそれに…『俺達がやるべき事は新選組へ乗り込む事だ。』て威張りながら話していたしね」
斎「人数はさほど問題ないにしろ、此処へ既に潜り込んでいたというのは許しがたい問題だ」
原「どうする近藤さん
その浪士達を今直ぐ切るか?」
近「ん〜…そうだなぁ
朽木君、君はどう思うかい?」
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