第19話 元気が無いと心配なんだよ
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銀「…ハァ〜……後で交代だからちゃんと凛ちゃんのこと見とけよ」
これ以上煩くしては、眠っている凛に申し訳ないと思った銀時は、その場をカカシに任せ部屋から出て行った。
そして、彼の気配が無くなった事を確認したカカシは、手にしていた本をベッドに置いて、凛の髪にそっと触れた。
カ「……ねぇ凛ちゃん……君なら誰を選ぶ?
俺?…それとも俺以外の誰か?
……もし……もしいつか…俺達がこの世界から帰らないといけない事になったら……凛ちゃんはどうする?」
「…………寂し…い…」
カ「…凛ちゃん?……ゴメン、起こしちゃった?∪」
独り言で言ったつもりたったが、目を覚ましてしまった凛は、目をゆっくり開けるとカカシの手に触れた。
体温が高いせいもあり、凛の手はいつも以上に熱かった。
「……皆が……いない…この世界は……とても寂しい。
私…の……我が侭かも…しれないけど……でも……それでも…私は…皆の……カカシ先生の…側に……いたい」
虚ろな目には薄らと涙を浮かべ、カカシの手をギュッと握ると、一瞬驚いた表情をしていたカカシだったが、凛を安心させるように微笑んだ。
カ「うん、だいじょーぶ
俺は…俺達は…何処にも行かないよ
大好きな凛ちゃんの側にこれからもいるから」
「…やく…そく……絶対………だか………ら…」
ホッとしたのか、凛は再び意識を失うかのように眠りについた。
……好きになったものは仕様が無い…かーー。
まぁ確かにそうなのかもしれないね。
「凛ちゃん、早くよくなってね」
眠っている凛の額に、カカシは本日2度目のキスをすると、彼女の顔は心なしか穏やかになっていた。
”コンコン”
何?またアイツ?
部屋にノックの音が響き、カカシはまた銀時が来たのかと思っていると、今度は喜助は顔を覗かせた。
喜「すみません。はたけさん
凛さんの薬の調合をしたいので少し手伝ってくれませんか?」
カ「薬?…まぁ別にいいですよ
凛ちゃんもまだ眠っているみたいだからね」
喜「いや〜助かるッス!」
眠っている凛に視線を向けたカカシは、心配していたが今なら大丈夫だろうと想い彼女の部屋を出て行った。
しかし……
「……カカシ先生……キスは反則だよ…/////∪」
寝ていた筈の凛は顔を真っ赤にしていたのであった。
END